第81回アカデミー賞の外国語映画賞に
「おくりびと」が選ばれましたね。
この映画は、私にとって思い入れのある映画なので、
受賞はとても嬉しいです。
私自身は身内を亡くした時に、
自分の大切な人を見ず知らずの人に触れられることや、
あまりにも形式的で見世物のような"納棺"の儀式に
とても嫌悪感を抱きました。
最後の最後の時間を
他人に邪魔され、汚されているような気がして、
たまらない気持ちでした。
そんな気持ちが消えずに何年も残っていたので、
"納棺"というものが本来はどういうものなのか、
"納棺師"という人が何を思って故人に接するのか、
映画の世界でも良いから知りたい・・・
納棺師の映画が公開される、と聞いた時、
そう思いました。
観終わった後は
あまりにも自分の中でいろんな感情が出過ぎて
疲れ果ててしまいましたが、
観て良かった・・・そう思いました。
もしかしたら、本当にこんな風に
納棺師という仕事に向き合っている人がいるのかもしれない、
亡くなった人の最後を大切にしてくれる人がいるのかもしれない、
そう思えるだけで、今までずーっと引きずってきたものが
ちょっとだけ軽くなったような気がしました。
自分の目の前にある仕事や役割に対して
誠実に臨むことって本当に難しいことだな、とか・・・
自分の思いを貫くことは強くないと出来ないし、
ある意味わがままでないと出来ないのかな、とか・・・
「死」ってそもそも何なのよ、とか・・・
色んなことを考えました。
映画を観てから数ヶ月が経っているのに、
まだまだ消化し切れていないような気もします。
またいつか、
もう少し冷静に「おくりびと」観てみたいと思います。
2009年2月23日 月曜日 | 7:49 PM - 社員ブログ